お客様

中華人民共和国昆山市のNSK昆山社は産業向けベアリング(ボールベアリング)並びに自動車部品のリーディングカンパニーです。

問題/対象

NSK昆山社は長年にわたって現場の空気汚染に悩んでいました。特に急冷装置から発生するオイルミストと油煙がその元でした。お客様は遠心タイプ、電気集塵タイプのフィルター装置をトライしてきましたが、芳しい結果は得られませんでした。フィルター効率は思わしくなく、なおかつ高頻度のメンテナンスが必要となりました。お客様は行政環境保護局の審査を通過しない状況に陥り、新たな解決策を求めてアブソーレントにアプローチしました。

解決策

解決策を見出すために、アブソーレントは急冷装置1台を選び、様々な計測を行いました。その結果、既存のフィルターに油煙の温度を落とす能力が不足しており、結果として大量の油煙が装置から漏れていることが判明しました。また大きな粒子がフィルターを短時間で詰まらせていることもわかりました。結果を受けて、まずバイパスパイプを装備したAsmoke40が油煙の制御ならびに温度低下を目的として1台設置されました。この装置には大きいサイズの粒子を捕集する目的でラフフィルターも装着されました。この結果が良好であったので、お客様は同じ用途にもう4台Asmoke40を設置しました。

結果

2010年の設置以来、HEPAフィルターだけが交換されました。ラフフィルターを始め他のフィルターは依然順調に稼働しています。お客様は高いフィルター効率と長寿命に大変満足しその後フィルター装置は全てアブソーレントに発注しています。今日では環境基準を全てクリアし、作業現場は清浄で従業員の方たちの健康状態も良好です。