上海GM社

上海GM社は長年工場空気品質向上について解決策を探してきました。問題の発生源は製造現場の研削加工機で、フィルター装置は装備されているものの充分に機能せず、上海GM社の高い環境基準には程遠い状態でした。それだけでなく、その装置からは騒音まで発生していました。お客様は問題解決に真剣に取り組むフィルター装置企業を見つけることに手間取っていましたが、金橋エンジン工場に16台の新規CNC加工機を導入するにあたって、今こそ本腰で取り組むべきと考えアブソーレントに声を掛けました。

アブソーレントは直ちに上海GMの現状を徹底調査しました。スピンドル速度とクーラント圧を中心に何度も計測が行われました。その結果、現在あるフィルター装置が機能しておらず、加工機械からオイルミストや油煙が流出していることがすぐにわかりました。アブソーレントのフィルター装置がどの程度効果があるかを現物で理解してもらうために、同じような環境・工程でアブソーレントのフィルター装置を使用している無錫市のBoschの工場に上海GMを案内しました。この訪問が装置導入の決め手となり、A•mist40TFとA•mist80TFを各2台が上海GMの加工エリアに設置されることとなりました。

従業員の方たちへの継続的な清浄環境の提供を狙って、上海GMはアブソーレントから空気計測計器DustTrak 8532を購入しました。購入後定期的にフィルターの稼働状態と効果が計測されています。その結果2014年9月の設置以来、フィルター装置は清浄な空気を提供し続けており、加工機からの油漏れはありません。油粒子量は0.3 mg/m³と以前の40-50% 減となり、この大きな差異を従業員の方たちも実感しています。このことは作業環境の改善に大きく役立ち、上海GMはアブソーレントのフィルター装置が期待を上回るものであったことに満足しています。